皆さんこんにちは!大阪府枚方市で造園工事を営んでいる季鋏造園土木です。
造園工事は、草木の剪定や植栽、公園の遊具の設置などを行う工事です。造園工事の仕事は、近年需要が高まっているものの、天候に左右される、体力的にきついなどのイメージから「やめとけ」と言われることも少なくありません。
しかし、造園工事は、未経験からでも気軽に挑戦することができ、頑張り次第では給料も大幅に上げる事ができる職種です。異業種からの転職や同じ建設業の他業種からでも転職する事ができ、公共工事も多い事から社会貢献性が非常に高いとされています。
そこで今回は造園工事がやめとけと言われてしまう理由について解説していきます。
■造園工事がやめとけと言われてしまう理由
では、なぜ造園工事が「やめとけ」と言われてしまうのでしょうか?
・天候に左右されてしまう
造園工事は、そのほとんどが屋外で行われる作業です。そのため、雨が降ってしまうと土壌がぬかるんでしまい重機が沈んでしまったり、作業員が滑ったりする危険性もあります。その際は掘削や整地作業も可能となります。また雨風が強すぎると、植物が傷んだり、倒れたりする可能性があります。他にも工事に必要な資材が風によって飛んでしまい
ケガや通行人に危害を与える危険性もあります。
さらに雨や風が強いと作業員の作業効率も低下してしまい工期が遅延することが考えられます。
このような危険性が考えられるため、多くの現場では雨の日は中止になることが多いです。工事が中止になると日給制を採用している企業では現場に出る日数が減ってしまうため、月の給与が減ってしまうことから安定せず敬遠される傾向があります。
・物理的に負担がかかる
緑あふれる空間を作り出す造園工事は、一見、爽やかで気持ち良い仕事とイメージされるかもしれません。しかし、実際には「体力勝負」と言われるほど、肉体的にきつい仕事である側面も持ち合わせています。 他にも土を掘ったり、運んだり、重たい資材を搬入したりする作業があります。そのため体力がないとすぐに疲れてしまいます。造園工事は外仕事でもあるため天候の影響を直接請けてしまいます。
夏は猛暑で暑く、冬は寒いなどと言ったことも挙げられます。
さらに、植物など自然に関わる仕事であるため昆虫などもたくさん目にする機会があります。そのため、恐怖心などがあるとその都度作業が滞ってしまい作業効率が落ちてしまいます。場合によっては蜂や蛇などにかまれてしまい健康被害につながることもあります。
・技術の習得に時間がかかる
造園工事も植栽や剪定、土木作業など幅広い技術を習得する必要があります。
その技術を習得するにも熟練の職人から指導頂くことや実際に真似をしてみても同じようなレベルに到達するには時間が掛かってしまいます。個人差もありますが早い人で3年、遅い人だと10年かかるとされています。
植物も様々な種類がありそれぞれ特性や季節ごとによって作業方法も変わって来ます。
例)
・葉を綺麗にそろえる剪定方法と葉が枯れている部分のみでは変わってきます。
・落葉広葉樹は冬場に剪定するのが一般的ですが常葉針葉樹では春から初夏にかけて剪定を行うのが一般的です。
■造園工事の魅力について
一方で造園工事には数多くの魅力があります。
・未経験でも挑戦できる
造園工事は未経験の方でも気軽に挑戦することができます。もちろん専門的な知識や経験があると有利ではありますが熱意や意欲さえあればすぐに成長することが可能です。造園工事の知識や経験がなくても、先輩の社員がしっかりと指導、研修する事が多いので、実践での経験を積みながら技術を身に付けることができるので未経験でもおすすめな職業となっています。
・資格を取得すると給与があがる
造園工事では、資格を取得すると給与が上がる傾向にあります。実際に多くの方は始めに
作業員として現場で経験を積んでいきますが、一定数の経験を積むと施工管理技士の取得試験を請ける事ができます。大卒であれば作業員経験から最速で1年半で受験資格が付与されます。指定の学科にて造園工事について学んでいた経験がある人であれば大卒後1年で受験資格が付与されていきます。
※指定学科とは、土木工学(農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含む)、園芸学、林学、都市工学、交通工学又は建築学に関する学科をいいます。
資料引用:https://www.jctc.jp/exam/zouen-2/
■造園工事の将来性は?
「造園業やめとけ」との声もある一方で、造園業界は未来への可能性を秘めています。ここでは、その将来性に光を当ててみましょう。
・ グリーン化のニーズ増加
都市のビル群の間にも、人々は緑を求めています。オフィスビルの屋上緑化や公共空間の緑地化など、緑のニーズは増加する一方です。大気汚染の抑制やCO2の吸収など環境問題への貢献が叫ばれています。また地球温暖化により平均気温も徐々に上昇している事から
木々などのグリーン化へのニーズが高まっています。
これにより、造園業の市場は拡大しており、技術力とセンスが求められる傾向にあります。
・SDGsや持続可能な開発の推進
国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)により、エコフレンドリーなビジネスへの関心も高まっています。造園業は、エコシステムを守るための重要な手段の一つとして、この流れに貢献できます。
・日本庭園の作り手・維持する職人の不足
日本庭園は、日本の伝統文化を象徴する美しい景観であり、世界中の人々を魅了する芸術作品です。しかし、その庭園を造り、維持する職人の高齢化と減少が深刻な問題となっています。これまで日本庭園を作ってきた職人の多くが高齢化しているのに対して、若い職人が増えていない為技術の伝承や後継者不足が深刻化しています。
美しき日本の伝統文化であり、四季折々の色々な景色を楽しめる日本庭園を維持・管理するにも職人が必要です。また最近ではインバウンドの影響やコロナウイルスも収束した事から多くの外国人観光客も日本に観光に訪れています。その為、旅館やホテル、個人宅など様々な場面で日本庭園が求められています。
■まとめ
今回は造園工事がやめとけと言われてしまう理由について解説していきました。
どうしても外仕事が多い事から天候に左右される事や体力的な面から辞めとけと言われることの多い造園工事ですが、その反面四季折々の景色を楽しむことや自分の考えたデザインを
庭として反映させる事ができるなどやりがいもたくさんあります。
今後も、外国人観光客や海外市場へも進出される未来もみえることから造園業の未来、将来性は非常に高いことが予想されます。
■大阪府枚方市を中心に造園工事を営んでいる季鋏造園土木では、造園工事の作業員を募集しています。
具体的には、道路や公園などの造園工事 道路脇の植樹や剪定作業や伐採・伐根 「電線に木がかかってしまう」「枯れてきている」などお声をいただいた際に、木を切ったり、根っこから抜いたりしていただきます。
弊社では、公共の造園工事をメインで対応していますので、工事も安定しています。
業界歴の長い職人も在籍しており、未経験の方でも丁寧に教えて参ります。
特に自然が好き、環境整備をする仕事がしたい方におすすめとなっております!
お気軽にご連絡ください。